HOME >> OpenSpace >> 四国八十八ヶ所巡りの旅 >> 第30番札所〜第32番札所

小笠原 卓

●第30番札所 善楽寺
 高知市内にはいった。主要道路から入ったところに樹齢数百年の杉やひのきが茂る神社境内隣りに30番札所がある。最近までは30番札所は2つあった。もう1つは安楽寺で同じ札所が2つあるので困ったという。そこで30番札所は、善楽寺、安楽寺は奥の院という事に円満解決をした。百々山善楽寺。ご本尊は阿弥陀如来。善楽寺は明治初めに廃寺となり、本尊は国分寺へ預けられた。その後、明治9年に本尊は安楽時に移されて30番札所になる。また善楽寺も大師像を迎えて昭和4年に再興になる。このように2つの寺で複雑な歴史があった。善楽寺を後にして高知駅前を通り桂浜の近くにある五台山に。五台山には「坊さんかんざし買うを見た」で有名な第31番札所竹林寺がある。
●第31番札所 竹林寺
 久万川に掛かっている青柳橋を渡り、五台山山頂へ車を走らせる。登るほどに眼下の高知市街、浦戸湾の眺めが広がってくる。
 五台山竹林寺。本尊は文殊菩薩。唐の五台山に似たこの地に堂宇を建立したといわれる。石段をあがると二層の仁王門。門をくぐると境内が広がる右手に入母屋造りの本堂、左手に大師堂がある。
 一段高い所に朱塗りの五重塔。古びた石仏などがあり、その光景は絵画的な構図に見えた。
 門前のおみやげ屋でひと休み。すぐ横に世界的植物学者、牧野富太郎博士ゆかりの牧野植物園がある。
●第32番札所 禅師峰寺
 五台山を下山して下田川沿いに上流に向かって車を走らせる。トンネルを抜け、地元で峰寺さんと呼ばれている峰山に登る。山門のわきに屏風岩、一帯が奇岩、巨岩の固まりだ。その岩盤の上に寺はある。境内からは雄大な土佐沖の眺めはすばらしい。八葉山禅師峰寺。本尊は十一面観世音菩薩。弘法大師がこの地を訪れ、土佐の海を行き交う船の安全祈願したと言われる。この本尊は船魂観音と呼ばれ、広く漁民たちにも信仰を集めた。

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