小笠原 卓 | |
| ●第27番札所 神峯寺 | |
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土佐湾の海岸沿いを走り、神峯山の南麓をめざす。土佐の関所といわれる四国霊場の難所の1つで630メートルに位置する寺まで、急勾配の道が続く。 ここは三菱財閥を築いた岩崎弥太郎の故郷、弥太郎の母は、わが子の出世を願い、この急坂を21日はだしで参りをしたという。 壮大な大海原の眺めは心が落ち着く。納経所の前にある土佐の名水「神峯の水」を飲む。急勾配の坂道を来てほっとして飲む水のうまいこと。160段の石段を登り本堂。そして大師堂にて般若心経を唱える。竹林山神峯寺。 ご本尊は十一面観世音菩薩。 壮大な海原を眺めながら急勾配の坂道を下っていく。土佐湾の海岸沿いに出て西に走る。左に見える海原を見納めにして、竜河堂近くにある大日寺に向かう。 |
| ●第28番札所 大日寺 | |
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町はずれに出ると、田園に囲まれた三宝山が見える。この周辺は二期作穀倉地帯。茂る樹木の坂道を行くと左手に山門が立つ。山門越しに真新しい本堂がのぞく。 境内は白い玉砂利が敷き詰められている。その上を歩いているとすがすがしい気持ちにさせらる。法界山大日寺。ご本尊は大日如来。行基が本尊として刻み開基したといわれる。弘法大師はこの寺に立ち寄り、楠の大木に爪で薬師如来を刻み、奥の院に安置して霊場と定められたと伝えられる。 四国八十八ヶ所のうち、大日寺は三寺ある。徳島に二寺、高知に一寺ある。お参りを済ませ高知市内の方に向かう。 |
| ●第29番札所 国分寺 | |
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御免という珍しい町並みを後にして北へ。田んぼの中の道を行く。歴史の厚さが感じられるニ層の仁王門が見える。土佐の藩主山内忠義が建立したといわれる。門をくぐると正面に優雅なこけら葺きの本堂。左横に大師堂が並ぶ。春は桜が美しく、秋は紅葉に彩られる。苔と石で作られて庭園が見事。国ごとに国分寺を建立した、そのひとつの土佐の国分寺として行基が本尊を刻み開基した。摩尼山国分寺。ご本尊は千手観音菩薩。寺の周辺は国府庁があったところで、政治、交通、文化の中心で栄えた所。土佐日記の紀貫之は、この地で5年間を過ごしている。 |
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四国八十八ヶ所巡りの旅






